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家族の状況にあわせて住みやすくするリノベーションとは。

マイホームで暮らしている方の中には、「何十年も住み続けたい」「終の棲家にしたい」あるいは、「息子や娘に住み継いで欲しい」と考えている方も多いと思います。

しかし、新築時にこだわって建てた家であっても、年数の経過とともに住む人の状況が変わり、その時の快適が変わっていくことが少なくありません。
今回は、ライフステージの変化にともない必要となるリノベーションについて考えます。

家事と仕事の両立を助ける、家事楽リノベーション

奥様が仕事をしながら、料理や洗濯など、家事をこなすのは大変です。そこに子育ても加われば毎日はかなり忙しく過ごすことになります。
家事を、生活の手間を少し軽減することができます。空いた時間が心の余裕を生み、家族のコミュニケーションを育みやすくするのではないでしょうか?
例えば、家事動線を重視し、買い物の荷物を「持ち帰る→しまう→調理に使う」動線や、「調理する→配膳する→食器を片付ける」動線、洗濯物を「洗う→干す→畳む→しまう」動線など、ルーティーンを効率よくできる間取りにすることで家事をスムーズにこなせるようになります。回遊できる動線にすれば、より便利です。
ただし、コンパクトな家の場合、動線の確保にスペースを割くことで間取りに制約が出たり、収納スペースが十分にとれなかったりすることがあるため注意が必要です。

夫婦が絶妙な距離感で過ごせる間取りにリノベーション

リビングの一角に書斎を設ける、キッチンのかたわらを家事コーナーとするなど、夫婦が仕事や家事に没頭できるスペースがあることで個人の時間を大切に過ごすことができます。寝室の在り方も重要で、同一の部屋とするのか、ベッドは何台入れるのかといった事前の話し合いが必要です。
例えば、夫婦共働きで職場も同じ場合、家では個々の時間を大切にできるスペースが欲しくなるかもしれません。一方、どちらかが夜勤の場合など、寝室が同室だと睡眠を妨げてしまう可能性があります。もちろん、夫婦水入らずのひとときを過ごす場所も大切です。夫婦それぞれのライフスタイルに合わせて、お互いが気持ちよく生活できる家にしたいところです。

お子様の成長に合わせて整えたい空間とは?

幼少期は、お子様から目を離すことができません。キッチンは、食事の支度をしながらお子様を見守れて、コミュニケーションも育みやすい対面式が人気です。リビング・ダイニングの一角に畳の小上がりスペースを設ければ、お子様のおむつ替えやお昼寝スペースとして、遊び場として、またベンチ代わりに腰掛けることもできます。下部が収納になっているタイプを選べば、おもちゃの整理・整頓も自然とできるようになるでしょう。また、元気に走り回るお子様の転倒防止策や、近隣への騒音対策も考えておきましょう。
お子様がもう少し大きくなったら、家族共用のスタディコーナーを設置、お子様の宿題スペースとしてはもちろん、レシピの検索や持ち帰った仕事をする場所としてもフレキシブルに利用できます。独立した子ども部屋もそろそろ設けたいところ。女の子であればクローゼットを大きめにとる、今後お子様が増える予定であれば間仕切りを入れて部屋を分割できるように設計するなど、家族構成に応じた工夫が必要です。また、パパ・ママ・お子様の起床時間によっては、朝の洗面所が混みあう可能性も。並んで身支度ができるように、2ボウルの洗面台を採用するのも一つの方法です。

お子様が独立した後の部屋は、どう活用する?

お子様が独立してしまうと、今までは過不足ない空間に思えた我が家が「広過ぎて寂しい」「持て余してしまう」などということも。空いた子ども部屋を活用し、夫婦それぞれのプライベート空間としたり書斎として活用したり趣味を楽しむための空間としたり。お子様が帰省した時のため、客間とするのも手です。子ども部屋の場所によっては、隣の居室と一体の広々とした空間を創出することもできるでしょう。

子世帯と同居するため、二世帯住宅にリノベーション

お子様が独立し「これからは夫婦2人でのんびり暮らそう」と思っていたら、お子様から二世帯で一緒に暮らすことを提案されることもあります。玄関も水廻りも全て別。互いの生活に干渉せずに暮らせる完全分離型二世帯住宅にしたければ、リフォームよりも建て替えの検討が必要となり、2つの家を新築するのと大差ない建築費用が必要です。
個々の居室や寝室以外は2つの世帯で共用するスタイルであれば、リフォームで対応できる可能性が高いでしょう。この場合、生活時間帯や嗜好が異なる親世帯と子世帯がストレスなく暮らせるのかどうか、事前にしっかりと話し合いましょう。

老後に向け、終の棲家としてバリアフリー化

「元気な頃は何てことのなかった階段の昇り降りが辛い」、「ちょっとした段差につまずきそうになった」、そんな時には、安全・安心な暮らしのためにバリアフリーリノベーションを検討しましょう。どれだけ健康な人であっても、身体の衰えは確実に訪れます。主なリフォーム内容は手すりの設置や段差の解消で、特に玄関や廊下、トイレ、浴室などが主な設置対象場所となります。将来を見越してバリアフリー化しておけば安心ですし、既に支援や介護が必要な場合は工事費用の大部分を助成金で賄うこともできます。詳しくはお住まいの自治体にお問い合わせください。

結婚や出産、お子様の成長~独立、そして老後と、ライフステージが変化すればよりよい住まいの形も自然と変化していきます。リノベーションによって生活環境を整えながら、建物の老朽化にともない必要となるメンテナンスも行えば、愛着のある我が家で快適に暮らし続けることができるのではないでしょうか。

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